ダブル不倫の場合の慰謝料請求で注意するべき点を徹底解説します

ダブル不倫という言葉を聞いたことはありますか? 後でもう一度詳しく説明しますが、ダブル不倫とは既婚者同士の不倫のことです。ダブル不倫は未婚者と既婚者の不倫に比べて加害者と被害者が多いため、慰謝料請求の考え方が少し複雑になってきます。誤った請求をしてしまって、自分もパートナーに不倫をされた被害者なのに損をしてしまう可能性もあるのです。ここでは、そんなダブル不倫の慰謝料請求において注意すべきポイントをご紹介します。

そもそもダブル不倫とは

ダブル不倫とは既婚者同士の不倫のことです。
例えば友人夫婦の旦那さんと、自分の妻が不倫関係にあった場合や、独身だと思って不倫関係にあった相手が実は既婚者だった場合などもダブル不倫になります。

なぜダブル不倫の慰謝料請求は注意が必要なのか?

未婚者と既婚者の不倫と違い、ダブル不倫の慰謝料請求には細心の注意が必要です。
なぜなら、未婚者と既婚者の不倫の被害者が1人であるのに対して、ダブル不倫の場合には不倫の被害者が2人いるからです。
例えば友人夫婦の旦那さんと自分の妻が不倫関係に会った場合、自分自身は「妻に不倫をされた被害者」です。
また同様に友人夫婦の奥さんも「旦那に不倫をされた被害者」なのです。
そのため不倫された自分側としては「相手の旦那さんに対し慰謝料を請求したい」という気持ちに、そして友人夫婦の奥さんも「相手の奥さんに慰謝料を請求したい」と同じ気持ちになります。

一般的に考えて双方が双方に対して慰謝料を請求すると相殺されて0になって納まる場合もありますし、自分の奥さんに何か過失があって不倫が発生した場合にはこちらが請求した額よりも大きな額を請求されて、損をしてしまう可能性もあります。
そのため、このダブル不倫の慰謝料請求に関しては、一つ請求方法などを間違えると思わぬ損をしかねないため、細心の注意が必要になってきます。

ダブル不倫の慰謝料請求で注意すべきチェックポイント

(1)ダブル不倫の場合、慰謝料請求すると、請求しかえされる可能性がある

自分のパートナーが不倫をしていた! 絶対に許せない! 慰謝料を請求してやる!
そう思ってパートナーと不倫相手に慰謝料を請求したところ、「こっちも被害者だ!」と不倫相手のパートナーに慰謝料を請求しかえされた……。ダブル不倫の場合、このようなケースを想定しなければありません。
実際、パートナーと不倫相手に慰謝料を請求したことで、不倫相手のパートナーが自分の妻(または夫)に不倫されていることを知り、妻(または夫)の不倫相手に慰謝料を請求しかえしたというのはあり得ることです。
そうなると、当然のことながら、精神的苦痛を受けたとはいえ、精神的苦痛を与えた側のパートナーでもありますから、慰謝料を支払う必要があります。結局は、請求した分を、請求されかえしてしまい、金銭的には何も変わりません。注意が必要です。
 

(2)離婚するかしないかで、状況は大きく変わってくる

慰謝料の相場は離婚するか否かで変わってきます。例えば、パートナーにダブル不倫され精神的苦痛を受けたとして離婚する場合、慰謝料の相場は200万~300万円程度になります。
もしパートナーの不倫相手も、自分のパートナーと離婚することになったら、不倫相手の元パートナーから同じ金額を慰謝料として請求される可能性があります。すでに双方が離婚している場合は、不倫の当事者が慰謝料を支払えばいいだけですので、あなたも、不倫相手の元パートナーも相場と同じ金額を手に入れることができます。
ややこしいのは離婚しなかった場合です。
例えば、あなたがパートナーにダブル不倫をされて、精神的ショックを受けた。その分の慰謝料は請求したいけれども、子供がいるから、離婚はしたくない。その場合、受け取れる金額の相場は50万~100万円程度になってしまいます。


しかし不倫相手のパートナーは離婚を決意。離婚するほどの精神的ショックを受けたのだからと、相場の200万~300万円の慰謝料を請求してきたら、あなたの家庭は100万~250万円の赤字となってしまいます。
「金銭的に損するから許す」というのもおかしな話ですが、実際に起こりえる話です。
これらの事態を考慮すると、最初から慰謝料請求しなかった方が、金銭的には得する可能性があります。
 

(3)ダブル不倫をした場合の慰謝料の相場

ダブル不倫だからといって、通常の不倫よりも慰謝料の相場が上がることはありません。一般的なダブル不倫の慰謝料の相場は、通常の不倫と同じく、50万~300万円程度でしょう。
慰謝料の金額は、慰謝料支払者の収入・社会的地位、不倫の期間・回数・悪質性、不倫に対する積極性、婚姻期間、不倫前の家庭状況、子供の有無、被害状況(ダブル不倫されたことによりうつ病を発症した、子供が不登校になったなど)などによって変わってきます。

ダブル不倫の慰謝料請求で注意すべきポイントはいくつかありますが、一番注意すべきなのが「ダブル不倫によってお互いが離婚するか、しないか?」です。
お互いの夫婦関係が存続する場合は、お互いが慰謝料請求をしても、お互いに同額程度になることが多いため、相殺されて0になって和解ということもあり得ます。

しかし、お互い、もしくは片方が離婚した場合には、通常の不倫に対する慰謝料請求が発生します。
もしくは自身が不利な状態にあるのに気づかずに、慰謝料請求してしまって、かえって相手からより高額な慰謝料請求をされてしまうこともあるのです。

注意!ダブル不倫で早まった慰謝料請求は禁物!
例えば友人夫婦の旦那さんと自分の妻が不倫関係にあり、それが原因で友人夫婦が離婚し、自分達は夫婦関係を修復したとしましょう。 その時に自分から友人夫婦の旦那さんに慰謝料請求をした場合の金額と、友人夫婦の奥さんから自分の妻に慰謝料請求をされた場合の金額では、後者の方が自分の妻の不倫によって離婚しているためより高額になります。 自分が慰謝料請求をしてしまったために、相手からもより高額な慰謝料請求がきてしまい、結果として差額分の慰謝料を支払わざるを得なくなってしまったという事が起こり得ます。 逆に旦那さんに不倫されて離婚した友人夫婦の奥さんはこの場合、その差額分と、不倫をした旦那からの慰謝料両方を受け取ることができるので、慰謝料請求を積極的に行った方が良いと言えるでしょう。

ダブル不倫の一番最良の解決方法とは?

ダブル不倫の一番最良の解決方法は、お互いが家庭修復、離婚回避に向けて話し合い解決することです。
まず、離婚回避ができないか?
話し合いで解決できないか?
を裁判になる前にしっかり考えることが大切です。
くれぐれも早まった決断だけはしないようにしてください。

ダブル不倫の慰謝料請求に悩んだらまずご相談を

ダブル不倫が発覚して慰謝料請求をお考えであれば一人で行動するのは危険です。
「慰謝料請求でかえって損したくない」「なんとか丸く収めたい」「なんとか秘密裡に解決したい」
そんな方は是非ご相談ください。
全国24時間、何度相談いただいても料金はかかりません。
これまで50,000件以上の慰謝料問題に対応してきた慰謝料請求ホットラインが問題解決までしっかりサポートいたします。