夫が浮気や不倫をして、離婚したいと考えている方に、夫への慰謝料請求の方法をお教えします。精神的ダメージを軽減するためにも、しっかりと勉強しておきましょう。
夫に簡単に「離婚したい」と伝えるのは楽ですが、慰謝料を請求するのであれば不貞行為の証拠を集めておきましょう。
何事にも証拠が必要
それぞれ世間一般には浮気や不倫と呼び名はありますが、離婚したい、慰謝料を請求したいといった場合、継続的な肉体関係があるかないかが重要なポイントです。
証拠もそれにそった集め方が大事になってきます。
女性とのメールのやりとりだけでは証拠にはなりません。
あきらかな立証をしなければならなくなるので、手紙があればコピーしておく、メールは自分の方へ転送しておく、日記をつけておくなど必要です。
例えキスをしている写真を見つけたとしても証拠としての効力は薄く、確実な証拠が必要となります。
浮気を相手側が認めた場合、慰謝料を払うのが嫌で、裁判で証言を変えることがあります。
そういった事態を回避するため、テープの録音や、念書を書いてもらうなど手を打っておく必要があります。
夫に念書などを書いてもらう場合、大概は大丈夫なのですが、ごく稀に書き方を誤り無効になってしまうことがあります。
書いてもらう前に専門家に相談すると良いでしょう。
一番簡単な方法です。
お互いが納得するまで話し合い、離婚や慰謝料の支払い方法、親権などを取り決めます。
ただし、どうしても不備があったり、後悔することもありますので専門家を仲介役に呼んだ方が良いでしょう。
離婚をしたいけど、相手が浮気を認めない、話がまとまらないといった場合は家庭裁判所で調停の申し立てを行います。
準備するもの
・戸籍謄本1通
・印鑑
・¥1,200分の印紙
・80円切手10枚
こちらを用意し、夫婦関係事件調停申込書をもらいます
ここから調停離婚はスタートします。
こちらの手をすべて見せない
調停裁判のとき、あらかじめ奥の手は隠しておき、裁判になったら提出する。という形でもよいでしょう。
調停離婚などですべてを出してしまうと、相手も弁護士を用意しているでしょうし、対策を打たれる可能性があるからです。
調停でも話がウマくいかなかった場合、専門家をたてての裁判離婚となります。
ここで慰謝料を請求する際に、あまりにも高額な慰謝料を請求しないように気をつけて下さい。
専門家のアドバイスをよく聞き、相手の状況や相場にあった請求をすることが大事です。
裁判を起こしたとき、訴状に貼る印紙代は請求額に比例して増えます。
例えば要求額に対してそのままの慰謝料をもらえれば問題ありませんが、判決で減額にされた場合でも同じ印紙代がかかります。
つまり、慰謝料500万円請求して判決が100万円だった場合でも500万円分の印紙代を支払わなければならないのです。
慰謝料は夫の環境によって請求額を考えなければなりません。
慰謝料請求や離婚を念頭に動いていると自分の中でブレーキが効かず、思ってもいない行動や言動をしてしまうことがあります。
年に約2,000件の相談に乗ってきた当社だからこそお答えできる的確なアドバイスがあります。是非ご連絡下さい。
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