不倫で慰謝料請求を受けた場合に話し合いで解決することが大半ですが、裁判などで解決する方法もあります。それぞれについて、対処の流れをみていきましょう。
話し合いによる解決では、慰謝料請求を受けたら話し合いの場を設けて不倫に関する事実関係の確認や慰謝料の金額について確認します。当事者どうしで合意に達したら、合意書を作成し、慰謝料等の支払いを行う流れになります。なお、相手が感情的になっていて冷静に話せない場合や裁判になる可能性がある場合には、会って話すよりもメールや書面でのやりとりを繰り返す方が適していることもあります。このほか、裁判所の調停を利用して、調停委員という第三者立ち合いのもとで話し合いをする方法もあります。
相手の求める慰謝料額が相場よりあまりに高額であるような場合には、裁判による解決を選択した方が良いことがあります。慰謝料請求を受けた側は話し合いではこれ以上の解決をできないことを相手に伝えます。そうすると多くの場合に相手が訴訟を提起してきます。裁判となった場合には、自分の主張内容を決まった様式の書面にまとめて裁判所に提出し、また月1回程度、裁判所に出向く必要があります。
慰謝料請求を受けた場合、まずは話し合いをすることが多いと思われます。話し合いの進め方は相手によっても異なりますので、どう進めるべきか不安のある方は法律の専門家の無料相談窓口に相談してください。