婚姻期間が短ければ短いほど、慰謝料や養育費はあまり期待できないとお考えではないでしょうか。
そんなことはありません。
もちろん、様々な事情が重なればの話ですが、高額の慰謝料を獲得することができる場合もあります。
ここでは、婚姻期間が数ヶ月ながら、高額の慰謝料や養育費を獲得できた事例を紹介します。
もしも、婚姻期間が短く、でも高額の慰謝料を獲得したいと思う方は、この記事を参考にしてください。
目次
相談者:30代女性
配偶者:夫、子供1人
相談者は専業主婦のAさん。
いわゆるできちゃった結婚をして数ヶ月。
夫は、社長業をしており、収入も安定。
何不自由ない生活をしていました。
しかし、夫の度重なる浮気が発覚。
Aさんは、離婚を決意しましたが、慰謝料や養育費をしっかりもらわないと気が済まないと、弁護士に依頼しました。
個人の力では、絶対に満額もらえないとふんだようです。
まず、浮気があった証拠を集めるため、こっそりと証拠集めをしました。
時間はかかりましたが、なんとか証拠を集めることに成功。
夫側との離婚調停では、高収入な上に財産も持っていたことから、慰謝料と財産分与、さらに養育費を一括で支払ってもらうことを約束。
すんなりと離婚が成立しました。
目的通りの金額も獲得することができ、Aさんも大満足の様子でした。
相談者:20代女性
配偶者:夫、子供1人
相談者は夫の暴力が原因で離婚を考えているBさん。
先月子どもが生まれたばかりで、結婚してまだ1年も経っていません。
夫は結婚してからというものの、暴力を振るうようになりました。
まだ子どもも生まれたばかりのため、離婚に踏み出せませんでしたが、友人らの強い説得もあり、離婚をすることにしました。
夫の暴力が怖かったBさんは、弁護士に代理人を依頼しました。
無事に離婚を成立させようと奮闘しましたが、どうしても慰謝料の面で折り合いがつきませんでした。
子どものためにも慰謝料や養育費を獲得したかったBさん。
粘り強く交渉した結果、希望通りの金額に落ち着きました。
暴力や不貞行為は十分な離婚原因となります。
よって証拠さえ集めておけば、慰謝料を請求しても最終的に獲得できることが多いでしょう。
では、婚姻期間が短い場合はどうなのでしょう?
イメージとしては、もらえないと感じる方が多いかもしれません。
しかし、慰謝料の金額は相手の離婚の原因となった行為の悪質性の大きさに左右されます。
また収入なども加味されますので、婚姻期間が短いからといって極端に少なくなることはありません。
それぞれ相場がありますので、自分のケースではどれくらい貰えるのか事前に調べておくのが良いでしょう。
しかし、育った環境が違うから価値観があわないという理由などでは、やはり婚姻期間によって慰謝料の額が左右されます。
一般的には300万円前後と言われていますが、そこまで請求するのは難しいでしょう。
[慰謝料の相場とは]
せっかく財産をはたいて結婚式を挙げたのに、数ヶ月で離婚することになった。
このような場合、結納金や結婚式の費用は返ってくるのでしょうか。
基本的に結婚の前の話なので、離婚は結婚してからの問題と判断されるため結納金などは返還されない可能性があります。
浮気や暴力など相手になんらかの有責事項があるのならば、返還してもらえる可能性もあります。
しかし上述のように価値観の違いなどでは返還を求めるのは難しいでしょう。
よって、慰謝料をしっかりもらって離婚をした方が得策なのです。
やはり個人の力では限界があります。
慰謝料を獲得するためにはプロに任せてしまうのが良い選択です。
婚姻生活数ヶ月であっても、きっと力になってくれるはずです。
迷わず相談しましょう!