妻の妊娠中に浮気をするという最低な行為をする夫がいます。
どのタイミングでも浮気はダメなことなのですが、妊娠中は新しい命を迎える準備期間です。
2人で力を合わせなければならない時期に、そのような行為をするなんて言語道断。
この記事では、妊娠中に夫の浮気が発覚し、ほぼ満額の慰謝料を獲得できた事例を紹介します。
妊娠中はデリケートな時期です。
まずは、お腹の子供を守るのが大切。
あまり無理をせずに、体を第一に考えてください。
目次
相談者:30代女性
配偶者:夫、子供3人
相談者は妊娠5ヶ月目のAさん。
ようやく安定期に入って安心していたのに、夫の浮気が発覚。
しかも相手はAさんの元同僚だったのです。
Aさんは元々夫と同じ職場だったので浮気相手の連絡先を知っていました。
なぜこんなことができるのか問いただそうともしました。
しかし、その頃から体調面が優れなくなり、食事が喉を通らなくなりました。
お腹の子どものためにも食べなければと思うのに、精神的に参ってしまったのです。
5歳と3歳と1歳の子どものため、やり直すことを決めたAさん。
ただし、精神的苦痛を伴ったとして、浮気相手には慰謝料を請求することにしました。
まずは子どもの出産を第一に考え休戦。
子どもを出産した後、本格的に訴訟を起こしました。
子どもの育児で大変でしたが、なんとか両立していくAさん。
確固たる証拠もあったので、ほぼ満額で慰謝料を獲得することができました。
相談者:20代女性
配偶者:夫、子供1人
相談者は、妊娠中に夫の浮気を知ってしまったBさん。
どうしても夫が信じられなくなり、離婚を決意しました。
何よりも出産が先決だったため、まずは証拠集めをゆっくりと始めました。
出産後、夫に離婚したい旨を伝えました。
夫は浮気がバレていないと思ったのか、のらりくらりとかわします。
Bさんは、夫の男らしくない態度に激怒。
慰謝料を請求しようと決意したのです。
Bさんは、慰謝料を獲得するため、弁護士に任せることにしました。
妊娠中に、メールの履歴、ホテルの明細書など確実な証拠を集めていたので、弁護士に託しました。
夫は離婚を拒否しましたが、証拠もあったので離婚は成立。
慰謝料もほぼ満額獲得することができました。
浮気は証拠集めが大切だと知っていたからこそ、思い通りの結果になったのです。
Bさんはホッとした様子で「子どものために離婚できて良かった。慰謝料も獲得できたので、生活費や将来にあてたいと思います」と語ってくれました。
上のケースを見ると、浮気の証拠を提出することが重要なことだと分かると思います。
浮気で慰謝料を獲得するには、手をつないだり、キスをするだけでは、認められません。
浮気は不貞行為、つまり肉体関係があったかどうかが重要になります。
ラブホテルに入る写真を撮影したり、ラブホテルの明細、不貞行為があったことが分かるメールのやりとりなどが見つかれば、証拠として十分使えるものとなります。
こうした証拠が揃えば、満額の慰謝料獲得も夢ではありません。
慰謝料も大事ですが、何よりも子どもの親権を獲得できるように努めましょう。
浮気をするような男に子どもを任せられない……というのが本音でしょうから、今までどれだけ子どものために尽くしていたのか、また妻として夫を献身的に支えたのか調停員や裁判官にアピールする必要があります。
将来的に夫が浮気相手と再婚ともなると、子どもの精神状態が不安になりますよね。
慰謝料も大切ですが、親権を獲得することも念頭に入れておきましょう。
結果的に「離婚して正解だった」、「夫と離婚せずに、浮気相手に慰謝料を請求して正解だった」と思うためにも、プロの力を借りましょう。
やはり一人の力ではどうすることもできません。
弁護士や行政書士などに相談することが大切なのです。
相談だけなら無料という事務所も多くあります。
今後のアドバイスももらえますので、是非依頼してみてください。
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