夫婦間は信頼のもとに結ばれているものでなくてはなりません。
にもかかわらず、不貞行為(浮気・不倫)をするなんて最低最悪です。
浮気をされた人にとって、ダメージは非常に大きいものになります。
ここでは、不貞行為をした妻に対して、慰謝料請求をしたものの拒否されたが、支払いに応じさせた事例について紹介します。
妻の浮気に対して、慰謝料を請求しようと考えている人は必見です。
是非、参考にしてください。
目次
相談者:30代男性
配偶者:妻、子供1人
相談者は会社員のAさん。
先日、妻の浮気が発覚し離婚を決意。
しかも、相手はAさんの後輩ということで、さらに怒りを増幅させていました。
もちろん妻側に離婚原因があると慰謝料を請求しました。
しかし、妻側はすでに夫婦関係は破綻しており、その原因は仕事にしか興味がない夫側であると主張してきました。
Aさんは、部下の自白もあってその録音テープを妻側に提出。
それに観念したのか、それともこれ以上、調停や裁判に行っても勝ち目がないと思ったのか、妻側が慰謝料を支払うことで合意。
協議離婚での離婚が成立しました。
相談者:20代男性
配偶者:妻、子供2人
相談者は自営業を営むBさん。
妻とは食堂を経営しており、多忙な毎日を過ごしていました。
そんなある日、ふと妻のスマホを見ると、知らない男性からの連絡が。
何気なく問いただしてみたものの、ふわりとかわす妻。
その夜、こっそりと妻のスマホを見ると、SNSで不特定多数の男性とつながり、その中との数人とは関係を持っていたようなのです。
これにはBさんも怒り、すべてのやりとりを保存した後、妻を問い詰めました。
すると妻は「私は食堂のおばちゃんをやるために結婚したわけじゃない。もっと遊びたかった」と逆ギレ。
離婚することになったのですが、妻は慰謝料を拒否してきました。
もちろんBさんは、証拠を持って調停を申し立てました。
証拠が決定的なものとなり、離婚は成立。
妻側も慰謝料を支払うことで合意してくれました。
相談者:40代男性
配偶者:妻、子供2人
相談者は会社員のCさん。
妻が近所に住む子どもの同級生と浮気をしていたことが発覚。
Cさんは、すぐに離婚の話し合いと慰謝料を請求することにしました。
あえてCさんはことの重大さを認識して欲しいと、相手側ではなく妻側に慰謝料を請求しました。
代理人を立てた妻側でしたが、すでに浮気相手が自白していたこともあって、慰謝料は満額ではないものも、支払ってもらえるようになりました。
すぐに離婚も成立しました。
相手が浮気をしたのにもかかわらず慰謝料を支払わないと拒否した場合、一番困るのは浮気された側です。
弁護士を雇っていればそれだけでお金はかかりますし、それまでに時間や労力もかけてきたに違いありません。
よって、必ず慰謝料の支払いに応じてもらわないと割に合わないのです。
では、どうすれば良いのか? それは浮気の証拠を提出することです。
といっても、確固たる証拠でないと認めてもらえません。
ホテルに入っているところを見た、友人が証言してくれる……では認めてくれないでしょう。
例えば、ホテルに入っている様子を写真に収めたり、不貞行為を思わせるメールのやり取り、さらには浮気を自白した録音テープなど、不貞行為をしていたと一発でわかる証拠が重要なのです。
よって、浮気を疑った場合でもすぐに相手へ話をしてはいけません。
できるなら、相手の友人、共通の友人などにも相談しないようにしましょう(リークされる可能性があるからです)。
まずは地道に証拠集めをしてください。
十分に証拠が集まったと思った時に話を切り出せば良いのです。
もしものことを考えて、行政書士や弁護士にアドバイスを受けるのも良いでしょう。
探偵などを雇ったり、自分が調査をしていることが相手にばれた場合、特に浮気相手から名誉毀損で訴えられる場合もあります。
証拠を持っていない場合は、勝ちようがありません。
逆に相手に慰謝料を支払うことだってあるのです。
浮気調査をする際は十分に気をつけて下さい。
慰謝料請求をする場合、弁護士や行政書士に相談する方がいたり、それまでに時間や労力を使っている人もいるでしょう。
上述したように、確固たる証拠を持って、勝てると確信してから慰謝料を請求した方が賢明です。
[慰謝料請求を失敗しないためにやるべきこと]