夫が暴力(DV)をしてきたり、威圧的な態度をとるのは我慢ならない行為です。
優しかった夫が、結婚後に態度が急変するなんて話もあります。
たとえ何十年連れ添っていて慣れているといったって、心の中の蓄積はたまるもの。
ここでは、暴力的な態度や威圧的な行動をとる夫に対して離婚を切り出し、さらに慰謝料を獲得した事例を紹介します。
DVやモラハラに関しては、なにかと一人で悩みがちな内容です。
まずは下記の記事を参考にし、一人で悩まずに誰かに相談しましょう。
相談者:30代女性
配偶者:夫、子供2人
相談者は専業主婦のAさん。
結婚前は優しいと感じていた夫が、酒を飲むと豹変することが発覚。
毎日暴力を受けていました。
さすがに、理解できるようになった子どもたちのためにもと、離婚することを決意。
しかし、離婚に向けての話をしようとしたところ、夫からさらに暴力を振るわれるようになりました。
どうすれば良いのかAさんは困っていました。
弁護士に相談したAさん。
まずは、弁護士のアドバイスで、暴力を受けているところをスマホのムービーでこっそり録画。
証拠を残しました。
そこから弁護士が夫側とかけあうことに。
交渉の結果、離婚の成立と、慰謝料を支払ってもらうことで合意となりました。
夫側は弁護士などは用意できず、一人で戦おうとしましたが、プロの前であえなく撃沈。
Aさんと子どもに謝罪をし、養育費も支払うことも約束してくれました。
相談者:40代女性
配偶者:夫、子供3人
相談者はパート勤めのBさん。
夫が年齢を重ねるうちにどんどん口が悪くなっているのを感じていました。
決定的になったのは、Bさんが家事をしている最中にお皿を割ってしまったときのこと。
「うるさい! 死ね! ババァ」と汚い言葉を投げかけてきたのです。
そこからもどんどんモラハラをする夫に嫌気がさし、Bさんは離婚することを決意しました。
毎日どんな言葉を言われていたのか、日記をつけていたBさん。
さらに暴言を録音して証拠を完璧に揃えました。
結局、その証拠が決定的なものとなり離婚は成立しました。
暴力を受けると体のどこかに傷を受けるでしょう。
そういった場合は、すべて証拠を残すようにしましょう。
ここでの証拠というのは、医師の診断書です。
病院に行って、暴力を受けたと診断してもらうのです。
これがあると、裁判になった場合、効果的な証拠となります。
よって、慰謝料も支払ってもらえる可能性も高まるでしょう。
また、言葉の暴力(モラハラ)に悩まされている人もいると思います。
そういった場合は、録音が効果的です。
今まで浴びせられた罵詈雑言をすべて録音するのです。
わざわざ録音機を買わなくても、スマホのアプリでダウンロードすることもできます。
そうした細かい証拠が、のちに大きな結果を生み出します。
しっかりと、証拠を残しておくようにしましょう。
暴力的な夫に対しビクビクと怯え本音を言えないという方もいるかもしれません。
しかし、そのままでは絶対に良くありません。
良くあるはずがないのです!!
その場から逃げるためには、離婚が一番の方法です。
しかし、離婚を切り出すのが怖かったり、現に少しでも離婚を匂わす発言をしたら暴力を振るわれたというケースもあります。
そうならないためにも、信頼できる人に相談するか、弁護士などにアドバイスを受けるようにしてください。
代理人を通せば、会わずして離婚することは可能ですし、弁護士の費用は慰謝料などで賄えば問題ありません。
しかし、子どものために離婚はしたくないという人もいるでしょう。
しかし、それは子ども自身の首を絞めることになります。
暴力を受ける母親を見て嬉しがる子どもなんていません。
トラウマを植え付けるだけです。
自治体や、市役所などには相談できるところもあります。
耐えられない場合は逃げてください。
そして、離婚をしてしっかり慰謝料を貰いましょう。
やはり、慰謝料をもらって離婚をするのであれば、暴力を受けていた、モラハラを受けていた……という証拠が必要になります。
この証拠集めに関しては上述しているので参考にしてください。
その証拠をもとに調停や法廷で戦いましょう!
そして、一人では戦わないこと。
DV・モラハラ夫と戦うには、精神的にもキツイものがあります。
仲間や友人に相談したり、弁護士などのプロに任せるようにしてください!