まさか自分の妻が……。
こんなに仲良しなのに不倫するわけない……。
そんなことを思っていても、間違いが起きることはあります。
信じていた分、裏切られた時の気持ちは辛いですよね。
精神的苦痛を受けたのだから、不倫相手に慰謝料を払ってほしい!
そう思うのが普通です。
ここでは、妻の不貞行為が発覚した際に、男性側に慰謝料を請求した事例を紹介します。
目次
相談者:30代男性
配偶者:妻、子供2人
相談者は会社員のAさん。
専業主婦である妻の行動が怪しいと、何も告げず、夕方に帰宅。
すると、男性を連れ込み、浮気をしていたのです。
激怒したAさんは、男性に対して慰謝料を請求。
妻とは、今後のこと、子どもについて話し合うことになりました。
Aさんは、まず妻と話し合いをしました。
自分たちの子どもは、本当の子なのかすらわからなくなるほど憔悴しきっていました。
Aさんは、子どものことや将来のことを考えて妻とヨリを戻すことにしました。
不倫をした相手に対しては、慰謝料を請求することには変わりなく、裁判を提起しました。
こちらは、相手は既婚女性だと分かっていて浮気をしたこともあり、慰謝料を300万円獲得することができました。
妻は何度もAさんに謝罪していました。
相談者:20代男性
配偶者:妻、子供1人
相談者は自営業のBさん。
居酒屋を営んでおり、毎日一生懸命働いていました。
子どもや妻に家族サービスを欠かさず、休日は遊園地や買い物など積極的に行っていました。
しかし、妻が中学校の同窓会に行ってからというものの、様子がおかしく、休日になると1人で出かけるようになったり、仕事が終わると誰かと連絡を取っているようでした。
それでも信じたいBさんでしたが、妻のスマホを見ると、特定の男性と頻繁に連絡をとっていました。
裏切られた気持ちになったBさんは、妻に問い詰めました。
すると、同窓会で再会した元彼と関係をもったと告白してきたのです。
怒りに震えたBさんは離婚を決意。
男性には慰謝料を請求することにしました。
男性は独身で独り身。
彼は浮気がばれたとわかると、すぐに弁護士を用意してきました。
その無機質な対応にさらに怒りを覚えたBさんは、慰謝料を請求し、絶対に勝ち取ると意気込んでいました。
弁護士の活躍もあり、無事に慰謝料を獲得することができました。
妻とも離婚が成立し、居酒屋は一人で続けることになりました。
相談者:30代男性
配偶者:妻、子供2人
相談者は会社員のCさん。
仕事上、家を空けることが多いCさん。
妻は専業主婦のため、家にいることがほとんどでした。
しかしある事実が発覚します。
Cさんの出張中、出会い系サイトで知り合った男性と浮気していることがわかったのです。
どうしても許せなかったCさんは、浮気相手に慰謝料を請求することにしました。
結婚しているとは知らなかったと訴えてきた浮気相手。
最初は信じていたCさんでしたが、妻のスマホにメールのやり取りが残っており、結婚していることをほのめかしていたのです。
これを証拠に、慰謝料を請求。
反論する浮気相手でしたが、もちろん棄却。
無事に、慰謝料を獲得することができたのです。
精神的苦痛を味わったこともあり、どうしても慰謝料を請求したいと思っているでしょう。
不倫・浮気の慰謝料の相場は100万円〜300万円程度になります。
様々な理由で相場より高額になるケースもあるので覚えておきましょう。
浮気が一度だけではなく、何回も行っていた場合は増額の理由になります。
さらに、相手が「浮気はしていない」と嘘をついた場合は、反省がないと増額される傾向にあります。
このように様々なケースで増額できますので、弁護士とよく相談することをオススメします。
[慰謝料請求金額を左右するポイントとは]
慰謝料の請求を考えているのなら、弁護士や行政書士などプロに相談しましょう。
相手に弁護士を用意されると厄介です。
いいように言いくるめられて損をする場合があるからです。
気をつけましょう!