モラルハラスメントは夫婦で大きな問題になっています。
離婚理由に挙げる夫婦も多くなっていますし、夫からのモラハラを長年我慢をして熟年離婚をするケースがあります。
多くの女性は、一人でなんとかしようとしますが、このページでは、モラハラに困る妻に弁護士が助言をし、離婚が成立した事例を紹介します。
決して一人で悩まないでください。
手を差し伸べてくれる人はたくさんいますよ!
目次
モラルハラスメントとは、精神的DVのこと。
肉体的な暴力とは違って暴言や態度によって相手を傷つける行為です。
「なんでこんなことができないんだ」、「お前と結婚するんじゃなかった」と人格を否定するような言葉や、あからさまに無視をしたり、奴隷のように扱ったりされていませんか? もちろん、夫でも妻でもモラハラに悩んでいる人は沢山います。
もしも苦しんでいるなら、一度誰かに相談するとよいでしょう。
結婚生活が難しいのならば離婚することも考えましょう。
相談者:40代女性
配偶者:夫、子供1人
相談者は夫からのモラハラに悩むAさん。
仕事を転々とし、子どもの面倒もあまり見ない夫に嫌気がさしていたので、度々注意をしていました。
すると、「お前となんか結婚するんじゃなかった」と暴言を3年間言い続けたのです。
さすがに頭にきたAさんは離婚を決意。
弁護士とともに徹底的に戦うことにしました。
Aさんはまず夫からの暴言を録音し、証拠を集めました。
さらに、財産分与をしてほしいため、夫名義の口座や証券関係の有無を調べました。
なんと数千万単位の資産を持っていたことが発覚。
株で大儲けしていたようでした。
この資産は財産分与として分けられることに。
証拠も提出していたので、離婚も成立。高額の財産分与を獲得して、第二の人生をスタートさせました。
モラハラされたという証拠があると非常に優位に立てます。
録音や日記などでもいいので残すようにしましょう。
相談者:30代女性
配偶者:夫、子供2人
相談者は夫と離婚を考えているBさん。
結婚生活が始まってからずっと夫から暴言をあびせられ辛い思いをしていました。
はやく離婚はしたいものの、財布は夫が握っており、どのくらいの財産があるのかわからないため、離婚後の生活に不安を残していました。
いまいち離婚に踏み切れないでいたのです。
弁護士に相談を持ちかけたBさん。
弁護士のアドバイスどおり、まずBさんは別居をするところから始めました。
そして、調停を申し立て、夫名義の資産を開示するように求めました。
すると、知財産分与すべきらなかった資産が発見されました。
調停離婚が成立し、財産分与もしっかりされて、条件どおりに進めることができました。
何をどうすればいいのかわからない場合は、弁護士にアドバイスを求めるとよいでしょう。
相談者:40代女性
配偶者:夫、子供2人
相談者は専業主婦のCさん。
夫は、家だろうが、外だろうがところかまわずCさんを怒鳴り、そんな夫に子ども達も怯えていました。
ある日、家族で外出しているといつもの通りCさんに怒鳴る夫。
子どもが意を決して助けると、夫は子どもにまで暴言を言い放ちました。
人としてタガが外れてしまったんだと、今まで我慢していたことを悔やみ、その日のうちに子どもと家をでていきました。
2人きりで話し合いするのは危険と判断。
まずCさんは、離婚をするために調停を申し立てました。
そして、夫が持っている資産を開示させ、どれほどの資産があるのかチェック。
今後離婚をしても生活できると踏んだCさんは、財産分与として、数百万円を獲得しました。
さらに養育費、慰謝料などを獲得し、Cさんが働きにでるまでの生活費や子どものための教育資金をまかなえたことで安心して、離婚することができました。
モラハラ夫は言葉巧みにあなたをコントロールしようとします。
危険だと思ったら、代理人を立てるか、調停や裁判に結果をゆだねましょう。
上で紹介したように、モラハラを受けて離婚しようと思ったのなら証拠集めをしっかりしておきましょう。
優位に立てるはずです。
そして、離婚後の生活を想定し、準備をすることが大事です。
財産分与をしっかり受けて第二の人生をスタートさせましょう。