子供に不倫を知られたときの対処法|落ち着いて行動することが重要です - 慰謝料請求ホットライン

子供に不倫を知られたときの対処法|落ち着いて行動することが重要です

子供に不倫が知られてしまった際の対処法や与える影響、子供からの慰謝料請求の可能性について解説しています。親の不倫は少なからず子供の精神面に影響を与えることであり、今後の関係性や健全な成長のためには、適切な対処法を知っておく必要があります。また、子供が持つ慰謝料請求権についても正確に知った上で対応を行っていきましょう。

子供に不倫がばれる原因

子供に不倫が知られる原因は次のとおりです。

子供は意外と敏感

子供は両親の関係性に敏感です。配偶者ですら感じていない変化を感じていることもあり、どちらかの様子が変わった、あるいは2人の様子が変わったと感じると、違和感を抱く原因として「不倫」の要素などを考えることもあります。些細な疑問が誘因となり、不倫が知られてしまうことは少なくありません。

持ち物チェックを行う

子供による持ち物の確認で浮気が知られることもあります。親の持ち物の中からラブホテルの領収書など不倫の確証となるものが発見された場合、子供は親の浮気を知ることとなるでしょう。もし子供が親の不倫を疑っていたなら、親の見ていないところで鞄や財布を調べ、証拠を見つけようと画策することも考えられます。

親を尾行する

子供が不倫を疑う親を尾行することもあるようです。興味や不安が強くなった子供は、大人より大胆に行動します。子供が尾行していることに気づかず不倫相手と会い、他の異性との関係性を知られてしまうケースもあります。

友達からの噂話

友達から噂話を聞いたことで、親が不倫をしていると知ることもあります。「○○さんのお父さんが知らない女性と歩いていた」などの噂が誘因となり、子供に不倫が知られることも珍しくありません。不倫に関する噂の発信源は子供の友達だけでなく、子供の友達の親、子供の友達の親の友達なども考えられます。

不倫が子供に与える影響

親の不倫は、子供に次のような影響を及ぼします。

親を信頼できなくなる

不倫が知られると子供にからの信頼を失います。例え良い関係を築いていたとしても、事実を知られた次の日から全く会話がなくなる、避けられるなどのケースが考えられます。子供が大切に思っている母親や父親、そして自分を裏切ったことが原因の失墜です。

自分への信頼も失う

親の不倫で子供が自分自身への信頼を失うことも少なくありません。親の不倫を知ることで信頼の源である両親の夫婦関係が揺らぎ、自分の必要性が不明瞭になることが原因です。自分への信頼が失われたことで精神的に不安定になり、安心して生活できなくなります。

見捨てられる不安におびえる

親に見捨てられる不安を感じる子供もいます。不倫している親が、自分や母親、父親を捨てるのではないかと感じ、「親が自分のもとを去ってしまうのでは?」と見捨てられる不安に怯えるようになることが原因です。不倫が真剣なものではなくなくとも、子供に与える影響は大きく、常に見捨てられ不安を抱き続ける場合もあるでしょう。

勉強に集中できない

親の不倫を知ったことで、学業に集中できなくなることもあります。夫婦関係や自分の将来に心配を抱き始め、学業に身が入らない状態になるためです。万が一、離婚すると子供はどちらかの親に引き取られることになることから、将来に対する不安が大きくなり、学業が二の次になります。

非行に走る

親や自分への信頼を失った結果、非行に走る子供もいます。非行に走る理由はさまざまですが、信頼できない親に対する怒り、家族を裏切った親に対する怒りが抑えきれなくなることから、親の不倫は子供の非行の要因となり得ます。

子供に不倫による慰謝料を請求する権利はあるのか

親に対して子供が持つ、慰謝料請求権について解説します。

子供からの慰謝料請求は認められない

子供から不倫をした2人に慰謝料請求することはできません。不倫で両親の夫婦関係が変化すると子供の生活にも大きな影響が及びますが、例え影響が及んだとしても、親に対する慰謝料請求はできないと考えられています。

子供が慰謝料請求できない理由

子供が不倫をした2人に慰謝料請求できない理由は、親子関係が破綻することはないためです。不倫で両親が離婚した場合、どちらかの親が親権をもつことになりますが、離婚により親権をもたない親と子供の親子関係が失われるわけではありません。離婚後も親と子供の関係は続き、不倫により親から愛情を受けられなくなるわけではないことから、子供は不倫をした双方に対して慰謝料を請求できないとされています。

慰謝料請求を認められることもある

不倫をした親に対して慰謝料請求が認められるケースもあります。例えば、離婚後に不倫していた親と一緒に暮らすことになった不倫相手が、親子の交流を意図的に妨害したなどの事情があれば、子供から不倫相手への慰謝料請求を認められる可能性があります。基本的に、子供からの慰謝料請求は認められませんが、子供と親の関係性が正常に継続されないと判断された場合は例外もあり得ます。

子供に不倫ばれた時にすべきこと

子供に不倫が知られたら、まず次のように行動してください。

素直に謝る

子供から不倫を追求されたら素直に謝りましょう。言い訳や口止めは子供からの信頼をさらに低下させる要因です。正直に認めて謝罪し、不倫相手との別れを誓約することで、良好な関係性を継続させられる可能性が高まります。

配偶者にばれていないか確認

子供が不倫に気付いていたなら、配偶者に知られていないか確認してください。配偶者が勘付いている場合、離婚や慰謝料請求に向け証拠収集を行っている可能性も否定できません。配偶者が事実に勘付いているか否か、どの程度まで確証を得ているか確認しましょう。

慰謝料請求の可能性を確認

次に、慰謝料請求の可能性について確認します。基本的に子供から不倫で慰謝料を請求されることはありませんが、配偶者から慰謝料を請求される可能性は高いでしょう。慰謝料請求権が認められるには、肉体関係を持っていたこと、肉体関係を持っていた証拠があること、不倫前に夫婦関係が破綻していなかったことなど、いくつかの要件を満たさなければなりません。配偶者に不倫が知られいてる場合は、慰謝料請求の可能性も確認してください。

慰謝料の金額を確認

請求され得る慰謝料の金額を推察します。不倫による慰謝料の金額は、50~300万円程度が相場となりますが、慰謝料を請求された場合、金額の妥当性を評価しなければなりません。相場を大きく上回る場合は、交渉により減額できる可能性があるため、相手の要望に惑わされず落ち着いて対処することが重要です。冷静に対処するためには、事前に慰謝料の金額を推察しておくべきでしょう。

子供から慰謝料請求されることはありません

子供に不倫が知られたとしても、特別な事情がある場合を除き子供から慰謝料請求されることはありません。ただし、配偶者に不倫が知られた場合は、慰謝料請求される可能性は非常に高いと考えられます。慰謝料を請求された際には、支払義務の有無や金額の妥当性などを正確に評価する必要がありますが、評価には専門的な知識が必要不可欠です。知識を持つ法律の専門家に相談をすることで、正確な評価を下してもらうことができ、さらに今後のための的確な解決法を仰げるでしょう。

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