夫や妻から離婚を切り出された時……あなたならどうしますか?
相手が知らぬ間に家を出たり、離婚届を突きつけられたり、離婚調停を申し立ててくる場合もあります。
自分としては準備もままならず、離婚をしたくないのに裁判所に離婚を認めらてしまうケースもあります。
こちらのページでは、配偶者から離婚を切り出された時の解決事例を紹介します。
実際にあった夫婦の解決ケースを知ることで対処できるかもしれません。
目次
相談者:40代男性
配偶者:妻、子供1人
相談者は40代の会社員男性。
妻には専業主婦で家事と育児を任せ、夫は仕事に邁進していました。
結婚生活が上手くいっていると思っていた矢先に、妻から離婚を切り出されました。
瞬く間に同居は解消され、別居状態へ突入。
さらに相手は弁護士を連れて離婚調停を申し立ててきており、大変困っていました。
妻は離婚をすると決めており、一人ではどうすることもできません。
話し合いを要求しましたが、当初はとりあってくれませんでした。
相談者にはアドバイスとして、ただ待つのではなく、なぜ相手が離婚を考えたのかを振り返ってもらいました。
粘り強い交渉の結果、話し合いの場が設けられました。
何度も話し合いをする中で、妻側のストレスが原因だということがわかりました。
家事に育児に毎日追われストレスを発散する場所がなく精神的に参ってしまっていたそうです。
夫側は行動を改め家事や育児にできる限り介入することで終了。
離婚は回避されました。
離婚の話し合いをする前に、なぜ「相手が離婚をしたいと思ったのか」を考える必要があるのです。
相談者:30代女性
配偶者:夫、子供なし
相談者は30代の専業主婦。
ある日、夫から突然離婚を切り出されました。
理由を問いただしても何も答えてくれません。
相談者は夫に浮気相手の影があることを薄々感じていました。
原因は浮気なのか? どう対応すればいいのかわからないと悩まれていました。
相談者は夫のスマホやメールの履歴を見て浮気相手がいるのか調査をしようとしていました。
余計に相手の反感を買うだけなので、まずは、夫への理解を深めることをすすめました。夫が何を求めているのか、夫婦の問題は何か考えてもらいました。
ただし、いつも以上のことをしようとすると、相手にうっとおしがられたり、状況が悪化する恐れがあるので、あくまで問題の本質を追求してもらいました。
話し合いに数年かかりましたが、離婚は回避。
夫側には浮気相手はいませんでしたが、自分も悪いところがあったと行動を改めることを約束してくれました。
離婚をしたくないと行動するのであれば「相手の反感を買う行動は慎む」ことがポイントです。
相談者:30代男性
配偶者:妻、子供2人
毎日喧嘩が絶えない夫婦。
価値観の違い、すれ違いなどが重なり、もう離婚するしかないのか……と悩んでいました。
価値観が合わないという夫婦でしたが、唯一子供に関しては同じ考えを持っていました。子供のために自分たちが何ができるのかを話し合ってもらうなかで、会話が生まれ良好な夫婦関係へ修復されました。
子供からの「仲良くしてほしい」という一言も効いたようです。
夫婦のコミュニケーションの時間を1日10分でも作ることで、わだかまりが溶けることもあります。
夫婦関係が危険だなと思ったらコミュニケーションを持つことを実行しましょう。
上記のケースからもわかるように、相手が離婚を切り出す時はほとんど修復不可能に近い状態です。
通常の仕事をこなしながら離婚についての準備をするのは精神的・肉体的に相当の負担です。
弁護士や行政書士に相談するのはもちろんですが、まず「なぜ配偶者は離婚をしたいと思ったのか」考える必要があります。
さらに、相手と話し合いができる状況ならば、しっかりと話し合い、相手の気持ちを理解しようとする気持ちが必要です。決して感情をぶつけてはいけません。
相手は離婚をするために準備をしているので、感情だけで動いてしまっては相手の思うツボです。
急に離婚を切り出されて困っていると相談があります。
しかし、ほとんどが離婚のシグナルが相手側から送られていることを知ろうとしていないのが原因です。
まずは、普段の生活から相手の変化を知ることが重要です。
もし離婚を切り出されたのなら、何が原因かを追求し、話し合いをする場を持ちましょう。
行政書士や弁護士に相談するのも一つの策です。誰かに話をするだけでスッキリしたり、自分を俯瞰で見ることができますよ。