不倫がばれて相手の配偶者の方から慰謝料を請求された時、高額を提示されてしまい、「セックスレスで夫婦関係がうまくいっていないと聞いていたのにこの金額は妥当なのか?」と悩んでしまうケースがあります。
もちろん不倫していたことは良くない事ではありますが、慰謝料が高額すぎる場合は減額交渉を行う余地は十分にあります。 セックスレスと聞いていた場合は減額ができるのかご紹介 しましょう。
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2年ほど不倫関係を続けている人がいます。元から友人として夫婦の悩みを相談されることが多く、その中で相手に性生活を求めても応じてもらえず、1年ほどセックスレスで会話もないことから家庭内別居状態だと聞いていました。
それから不倫関係になったのですが関係がばれてしまい、お相手のパートナーから400万円の慰謝料を請求されています。相手の方はセックスレス状態だったのですが、これは慰謝料減額の理由になりますか?
不貞行為は慰謝料請求の対象になりますが、 不貞行為が発生する前から不倫相手の方が正当な理由もなく性行為を拒否されていたような場合、減額の対象となる ことがあります。
不貞行為自体良くない事ではありますが、そもそもセックスレスは離婚の原因としても認められるものであり、一般的な目安として1年ほどセックスレスの状態にある場合は相手に対して慰謝料請求ができるケースもあるのです。
それに加え、ご相談では相手の方が家庭内別居状態であり夫婦関係が円満ではなかったと判断できるため、請求された慰謝料の金額を減額できる可能性があります。
しかし、ここで1つ気をつけておかなければならないのが、 本当にセックスレスの状態であったかを立証するのが難しい可能性がある ということ。証拠として認められるものがあればそういったものを提示して減額交渉をする必要があります。
不倫相手が本当にセックスレスだったことを示す証拠としては、例えば不倫相手の日記などが挙げられます。毎日のように長期間付けている日記の中で、性交渉を求めたのに応じてもらえなかったなどの書き込みがあれば、証拠として認められることがあるのです。
また、パートナーに対して手紙やメールでセックスレスの相談をしたり性交渉を誘ったりした際に、それを断る返信があったのなら、これも証拠として認められる可能性があります。
ただ、いずれにしても浮気相手に協力してもらって証拠を集める形になるので、浮気がばれたことをきっかけに不倫相手の人がパートナーとやり直そうと考えている場合などは協力してもらうのが難しいです。
また、 セックスレスと聞いていたとしても、実際には浮気相手と関係を持ちたいがために嘘をついていた可能性も否定できません 。
セックスレスと聞いていた状態で浮気相手のパートナーから慰謝料を請求された場合、減額交渉ができる可能性は高いです。ただし、具体的にどのように交渉すれば良いのかわからず話し合いがうまくいかなかったケースも珍しくありません。
こういった事態を避けるため、法律の専門家に相談するなどして準備を整えた上で交渉に臨まれることをおすすめします。
セックスレスだったことを証明するのが難しかったとしても、相場を超える金額を請求された場合には減額交渉が可能なので、専門家に相談してみましょう。
当無料相談窓口は法律の専門家として、不倫問題を多数解決してきた実績がございます。
お悩みでしたらまずはお気軽にご相談ください。