慰謝料の支払い方法の注意点!振込・一括現金支払いを証明するには? | 慰謝料請求ホットライン

慰謝料の支払い方法の注意点!振込・一括現金支払いを証明するには?

慰謝料の支払い方法には一括払いと分割払いの2種類があり、受け渡しの方法も銀行振込と現金手渡しの2種類です。
しかし正しい支払い方法を知っておかなければ、支払った後に受け取っていないと主張される可能性も考えられます。
支払い方法によって証明の保管や領収書の受け取りなどが必要となるため、支払いを行う前に、それぞれの方法の詳細について把握しておきましょう。

不倫慰謝料の支払い方法

不倫の慰謝料の支払い方法には、一括払いと分割払いの2種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを考慮したうえで、どちらを選択するべきか決めましょう。

一括払い

不倫による慰謝料の支払い方法で基本となるのは一括払いです。
一括払いが基本とされる理由は、慰謝料は不倫相手の配偶者に精神的な苦痛を与えたことによる損害賠償なので、一刻も早く支払われるべきだという考えがあるため。
またトラブルの当事者たちが、長く関係性を保つべきではないということも事実でしょう。
長年に渡る分割払いでは途中で支払われなくなるケースもあり、できる限り一括払いで支払いを行いたいものです。

●一括払いは支払者・請求者ともにメリットがある

一括払いでの精算は支払いをする側にとっては一時的に高額な出費となりますが、請求者側としては1回で全額を受け取ることができ安心感があります。
さらに、一括払いは支払う側にとってもデメリットばかりではありません。
もし請求者側が一括払いを強く望み、支払者が一度に多くの現金を用意できない場合は、慰謝料の支払総額を少なくしてでも一括払いによる支払い方法で合意するケースもあります。
支払者側としては、一時的な金銭的負担が大きくなったとしても、支払う慰謝料の総額が少なくなったほうが負担が少なくなるでしょう。

●もし支払いが難しければ融資を利用する方法も

支払者が一括払いをできない場合、支払い方法として銀行融資もよく利用されます。
不倫の慰謝料支払いを分割払いにする場合、借り入れのような連帯保証人が存在することは多くありません。
銀行では慰謝料支払いのための融資を受けることができ、無担保ローンの対象としている銀行も存在します。
分割払いでの支払いは、支払者・請求者ともにデメリットの多い方法です。
不倫時の銀行融資は比較的利用しやすくなっているため、もし一括払いが難しければ、銀行に相談してみることをおすすめします。

●双方の負担を減らすなら一括払いで

次の項目で解説しますが、分割払いという支払い方法は請求者にとって長年に渡って不払いのリスクを負い続けるものであり、振込手数料の負担が増えるなど、支払者側の金銭面・精神面の負担が増える方法でもあります。
分割払いにするよりも一括払いのほうが双方にとって負担が少なくなるため、銀行融資を利用しても、基本的には一括払いすることをおすすめします。

分割払い

不倫による慰謝料の支払い方法で一括払いができない場合、分割払いにすることもあります。
支払う側にとっては支払いやすい方法ですが、請求者側は分割払いが終わるまで、本当に全額が支払われるのか不安に感じられるものです。

●分割払いをしたときの支払者側のデメリット

分割払いは金銭的な負担の面から、支払う側にとって有利な方法に感じられますが、支払者側にとっても3つのデメリットがあります。
1つ目は、支払い方法が現金手渡しの場合、支払いのたびに不倫相手の配偶者と会うこととなり、精神的な負担を感じ続けなければならないこと。
2つ目は、支払い方法が銀行振込の場合、支払いのたびに振込手数料を負担することとなり、支払総額が増えるということ。
3つ目は、分割払いが完了するまで、請求者から勤務先・住所・連絡先などの報告を求められるということです。

分割払いが滞った際に請求できるように、引っ越しをした場合でも、新しい住所を教えなければなりません。
支払者と請求者は加害者と被害者という関係性から、信頼関係が構築されることはほぼなく、いかにして不払いのリスクを軽減するかという点が重視されるため仕方がないことでしょう。

●公正証書が作成される可能性も

不倫の慰謝料を分割払いにする場合は、請求者が公正証書を作成するケースも少なくありません。
公正証書とは、万が一不払いが発生したときに、裁判などを起こすことなく支払いの強制執行が行えるようになる法的書類です。
つまり支払いが滞った場合に、差し押さえなどによって支払われるべき金額を回収できることを証明する書類ということです。
公正証書は公証役場で作成されますが、双方が作成に合意しなければ作成できません。
公正証書が不要なケースでは、示談書を作成することが一般的です。

●分割払いは双方にとってデメリットがある

分割払いには3つのデメリットがありますが、分割払いであれば場合によっては支払い総額が多くなることも考えられます。
請求者側は支払い方法として一括払いを望むケースが多いため、分割払いであれば支払い総額に妥協がなくなるということが原因です。
分割での支払いは一時的な出費は抑えられますが、請求者、支払者ともにデメリットがあり、精神的・金銭的な負担が大きくなる方法でもあります。

不倫の慰謝料の受け渡し方法

不倫の慰謝料の受け渡し方法は、銀行振込と現金手渡しの2種類です。
それぞれの方法で支払うときの注意点や証明方法について把握しておきましょう。

振り込み

不倫の慰謝料の支払い方法として一般的なのが銀行振込です。
高額な慰謝料を現金で運ぶと盗難や紛失などのリスクが高まるため、銀行振込のほうが安全性が高いと考えられています。
銀行振込であれば多額の現金を持ち歩く必要もありません。
特に一括払いを利用するのであれば、銀行振込を強くおすすめします。

また、請求者と直接会う必要がないこともメリットでしょう。
請求者は不倫相手の配偶者となりますから、直接会う機会をできる限り少なくしたほうが精神的な負担は軽減されます。
以上、2つの理由から、支払い方法として一般的となるのが銀行振込です。

振り込みでの注意点

銀行振込で慰謝料の支払いを行う場合、振込の事実を証明するために、振込明細書を保管しておきましょう。
振込の事実を証明するものがなければ、請求者から受け取っていないと主張される可能性もあります。
振込明細書の保管が最善の方法ですが、銀行振込であれば通帳や取引履歴に記録されるため、支払いを行った証明は比較的容易です。

現金手渡し

現金手渡しでの慰謝料の支払いは、安全性に欠けること、請求者と会わなければならないことからあまり一般的ではありません。
支払者にとっても、請求者にとっても、多額の現金をそのまま持ち歩くことにはリスクが伴います。
盗難のリスクを軽減させるためには、現金を手渡しする際に安全にお金を受け渡せる環境が必要です。
喫茶店など多くの人が出入りするような場では落ち着いて支払いが行えませんし、盗難の危険性も高まるでしょう。

受け渡し場所としては、移動時の紛失を防ぐため金融機関の近くであること、静かで落ち着いており、安全な環境であることが理想です。
しかしいくら安全な場所であったとしても、請求者である不倫相手の配偶者と会うことは精神的な負担となります。
人の少ない、落ち着いた場所であればなおのことです。
通常は銀行振込をおすすめしますが、支払い方法が現金手渡しの場合は安全性に配慮した場所で行いましょう。

現金手渡しの注意点

現金手渡しで慰謝料を支払う場合の最大の注意点は、必ず示談書や合意書を用意するということです。
示談書は慰謝料を受け取ったことの証明である領収書の意味も兼ねるため、必ず作成しておきましょう。
もし示談書が用意できないようであれば、領収書として機能する受領証などを受け取ることを忘れないようにしてください。

支払い方法が現金の場合は領収書がなければ、全く支払いの証明が残りません。
銀行振込で明細書が支払いの証明になるように、現金手渡しでは領収書が証明となります。
証明がなければ、すでに支払ったにもかかわらず、再度同額を請求されることも考えられます。
現金手渡しで支払うのであれば、領収書となるものを忘れずに受け取り、保管しておくようにしましょう。

●示談書の作成方法

現金手渡しの際の領収書して示談書を作成する場合は、あらかじめ書類を作成しておき、必要な部分への記入を現金の受け渡しのときに行います。
示談書に作成されるべきポイントは次のとおりです。

・慰謝料の金額や支払い条件の記述
・不倫関係があったことを認める記述
・守秘義務を減収することの記述
・一切の迷惑行為を行わないことの記述
・示談書の取り交わしによって追加の慰謝料を求めないことの記述

(請求者からの希望がある場合には以下の内容も記述)
 ・不倫関係を一切続けないことを証明する記述
・もし不倫関係を再度行った場合は違約金を定める記述

上記のことを証明する内容の文書を作成したら、現金の受け渡し時に支払者と請求者の両方が署名・捺印を行います。
示談書は不倫関係の精算とともに、現金を受け取ったことの証明である領収書の意味も兼ねます。
必ず作成しておきたいものですが、作成は行政書士事務所などの法律の専門家に依頼すると安心です。

慰謝料の支払い方法はそれぞれの注意点をよく確認して

不倫の慰謝料の支払い方法を決めるときは、一括払い・分割払いのどちらにするか、銀行振込・現金のどちらにするか、この2点をよく留意して決めることが大切です。
一般的には不払いのリスクがない一括払いを、支払いの証明が残る銀行振込で行います。
銀行から送金すれば領収書を発行する必要もありません。
しかし、適切な支払い方法は状況などによって変わるものです。
どのような方法で支払いをするべきか迷ったら、慰謝料の専門家に相談することをおすすめします。

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