不倫の慰謝料を分割払いとしたい場合には、相手から同意を得る必要があります。また、月々の支払額がいくらくらいになるのかも解説します。
慰謝料を分割払いとするために相手から承諾を得るためには、自分の預貯金や収入がいくらであるかを正直に伝え、手元に支払えるお金がないことを理解してもらうことが重要です。相手が心配するのは、分割払いにすると途中で支払いが止まるのではないかということでしょう。そこで、相手の安心を得るために強制執行が容易となる公正証書を作成する提案も有効です。
分割払いとすることが決定した後は、具体的な条件を決める必要があります。ポイントは毎月の支払額と期間(支払回数)です。
まず、慰謝料を支払う側が毎月いくら支払いに回せるかを計算します。一つの目安としては、給与の手取り額の4分の1程度です。
完済までの期間も決める必要がありますが、これは慰謝料総額と毎月いくら支払いに回せるかにより自ずから決定されます。目安としては、3年(36回払い)以内でしょう。
分割払いの交渉をスムーズに進めるためには法的知識が必要となります。また、公正証書の作成については細心の注意を払う必要がありますので、法律の専門家の無料相談窓口に相談してください。