裁判においては、客観的な証拠に基づいて判断されます。また、裁判手続の特殊性についても理解しておく必要があります。
不倫裁判では、メールのやりとりや写真等を証拠として裁判所や相手方に提出する必要があります。本人の尋問も行われますが、それ以上に裁判所は客観的な証拠を重視する傾向にあるため、どの程度の証拠をそろえられるかが結果を左右します。
裁判を起こされたら必ず判決になるというわけではなく、実際には裁判官から和解をするようすすめられることが多いでしょう。和解を拒否したとしても裁判官が提示した和解案どおりの判決となる可能性が高いので、早期解決を望む場合には和解による解決も視野にいれておくとよいでしょう。
不倫裁判が公開の法廷で行われることの精神的負担は無視できないものです。特に、当事者の尋問ではプライベートな内容について事細かに聞かれることになりますので人によっては抵抗があるでしょう。早期に和解に応じることにより尋問を回避できることがあります。
不倫裁判の対応方針を決定するにあたっては、持っている証拠の内容や相手の出方をみながら慎重に判断することが重要になってきます。不倫裁判について多くの事例を見ていないと的確に判断することが難しいため、不倫裁判を起こされた場合には早めに法律の専門家の無料相談窓口に相談してください。